S11(S10) シルビアとマイナー旧車

2013年6月 バッテリー上がり対策

ラストプロテクターでバッテリー上がりに

電子防錆装置で取り付けたラストプロテクターですが、効果があるかどうか分からないままでした。ところがこれが結構バッテリーを消費するもので、3〜4日エンジンをかけないままだとバッテリーが上がってしまいます。
ここ2〜3年、会社から貸与された軽自動車ばかり使用してシルビアには殆ど乗らなかったため、しばしばバッテリーが上がってました。バッテリーは何度も上がるとサルフェーションと言う現象を起こして劣化し、交換しないといけなくなります。
正確には、慢性的な充電不足だとバッテリーがサルフェーションを起こして劣化し、使えなくなります。

サルフェーションとは、バッテリーの中の鉛の板の表面に膜が出来てバッテリー液と反応する面積が減ってしまい、電気が作り出せなくなる現象の事です。
サルフェーションを起こしたバッテリーは買い換えないといけなくなります。バッテリーは結構高いので、こんなに頻繁にバッテリー上がりを起こしていたらバッテリー代もバカになりません。

ACDelcoの充電器

そこでバッテリー充電器を買う事にしました。サルフェーション除去機能が付いた充電器にすればバッテリーを再生でき、バッテリーを買い換えるより安く上がります。色々調べた結果、ACDelcoのAD-0002が良さそうだったのでそれを買いました。
これは大変な優れもので、サルフェーションを起こしたバッテリーもパルス充電を行う事によって膜を剥がし、劣化したバッテリーを再生してしまいます。
またマイコン搭載で、通常の充電においても急速充電から低い電流で時間をかけての充電、ずっとバッテリーに繋ぎっぱなしにしてバッテリーの電圧が下がると自動で充電してくれる機能まであり、大変便利です。

今回私はAD-0002を買いましたが、充電器で直接車のセルモーターを回す事が無くて個人で使う分にはこれで充分だと思います。
それにバッテリーを2回買い換えるより安く、1個のバッテリーを再生して長く使えるので、かえって経済的だと思います。

バッテリー上がりによる錆

せっかく充電器を買ったのですが、充電するにはバッテリーをいちいち外して家の中に持ち込まないといけないし、パルス充電は丸一日充電しないといけないしと面倒臭いので、なかなか切れたらすぐ充電とはいかず、バッテリー上がりを頻繁に起こしてしまいます。
その状態で数ヶ月放置してしまったりの繰り返しでした。するととんでもない事になっていました。

ボディーの錆その1

なんと錆が出てきたのです。

バッテリー上がりを頻繁に起こす前はこんな風に錆は出てきませんでした。ところがバッテリーが上がっている時間が多くなるとこのように至る所に錆が出てき始めました。

そうです。効果があるかどうか怪しかったラストプロテクターがどうやらきちんと役に立っていたようなのです。

ボディーの錆その2

こういう風に、ポツポツと錆が出てしまってます。

ボディーの錆その3

運転席側もこの有様です。

ルーフにも同じようにポツポツ錆の点が出来てたのですが、数ヶ月前にサイドシルの黒い部分をボディー同色に塗替えた際に処理しました。
塗替える前の錆の写真は以前紹介したので、今回は割愛します。

ボディーの錆その4

ボンネット裏も密かに錆が出てきています。

実はボンネット先端右端が一番錆が酷く、塗装の下が完全に腐れて凸凹になっています。この部分の修理は、鉄板を接ぎ当てるか新しくボンネットを作るかしか出来ないんじゃないでしょうか。

そこの写真も撮ったのですが、妖精が出てきてデータを消してしまったので載せる事が出来ません。

ソーラーチャージャー

そういう訳で、何とか手間をかけずになるべく自動で充電することが出来ないかと考え、それならソーラー充電器が最適ではないかという事に思い至りました。
そこで早速アマゾンで購入。

購入したソーラーチャージャー

これが今回購入したソーラーチャージャーです。
ラストプロテクターがどれだけ電気を食うのか分らないので、なるべく発電量が大きくて安い物を探し、これをアマゾンにて1780円で購入。
メルテックというメーカーのソーラーバッテリーチャージャーダブルタイプという代物で、定格動作電流24mAとありますが、正直これがどのくらいの発電量か全く分りません(笑)。

ソーラーチャージャーの設置

これをダッシュボードの上に設置。配線をなるべく見えないように押し込みます。

そして配線の先をヒューズボックスに繋げました。
最初はバッテリーに直接繋ごうと思ったのですが、配線の長さも足りないし、エンジンルームに配線を通すのも面倒臭いのでやめました。

紆余曲折

こうやってソーラーチャージャーを設置して、これで完璧だと思って悦に入ってると、ふと『カーポートに車があるんだったら、家の外部コンセントから持ってこれるんじゃないか?』という考えが頭をよぎりました。
そうです。ACデルコのバッテリーチャージャーはパルス充電じゃなければバッテリーを車に載せたまま充電できるんです。(パルス充電が出来ないとは書いてありませんが、パルスが車の中の電装に悪影響を与えるんじゃないかと心配なので。)
という事で、バッテリーチャージャーの設定を最小の2Aにして、常に繋ぎっぱなしにする事にしました。

バッテリーチャージャーの設置その1

家の外部コンセントから10mケーブルを引張ってきて、エンジンルームの豊富なスペースに置いたバッテリーチャージャーに繋ぎました。

バッテリーチャージャーの設置その2

ボンネットを閉めても、ケーブルを通す隙間は充分にあります。

結局、ソーラーバッテリーチャージャーは全く必要ありませんでした(笑)。
でも一応設置したままにしてます。

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