2009年8月 バックランプユニットの修理
錆が透けて見える
少し前から、バックランプユニットをよく見ると中の鉄板が錆びているのが見える事に気付いていました。でも外装品の新品は当然無いだろうと思い、そのままにしておいたところ、何と錆の汁がレンズの内側に付着して茶色くなっています。
さすがにこれはどうにかしないといけないと思い、分解してみました。
取り外し
このバックランプユニットを外そうと裏側のナットを全て外しましたが、バンパーが当たって外れません。バンパーも外さないといけないようです。
面倒くさそうだなと思いましたが、トランク内から、片側に付きテールランプ下のナット2本と横側のビス1本を外すだけでバンパーが取れました。
いちいちナンバーを消すのも面倒くさいし、ナンバーが見えても別段問題は無いので、今回から私の車のナンバーを隠すのはやめる事にします。
分解と修理・清掃
ユニットのボディーとカバーは、最近の車だったら接着剤で付いているのでしょうが、この車はチオコールのようなシール剤で接着してあります。そのため簡単に分離できました。
やっぱり鉄製の遮光板が錆でサクサク状態になってます。
分解前にざっと水洗いしたのですが、外したカバーを見ると内側に水が漏れてます。
本体側を見ると、四隅の部分のシール剤が劣化して、全くベタベタしません。ここから水が漏れて入ってきているようです。
バックランプのバルブを外して見てみると、このように錆びまくっています。
よくこれでランプが光っていたなぁ。
バックランプの光が上の方まで行かないようにしてある遮光板ですが、このように錆だらけです。
これは再使用は難しいと思い、付けない事にします。
近くで見る人が眩しいだけで、無くても支障はないでしょう。
本体側のシール剤を全て除去します。
細いヘラでこそぎ落としたのですが、それだけでは、劣化して簡単に取れる四隅以外は少し残ってしまいます。パーツクリーナーを使えば、綺麗に溶けて落ちますが、クリーナーが大量に必要だし、そこまでしなくても良いのでこれぐらいにしておきます。
シール剤を除去した後に洗剤で洗浄しましたが、錆びた遮光板の部分が茶色く残っています。よく見るとボディーのプラスチックが劣化して細かくひび割れて、そこに錆が染み込んでます。
表面は爪の先で削れるぐらい脆くなってます。
これは削るしか対処方法がありませんが、割れそうなので、諦めてそのままにしておきます。
透明カバー(レンズ)部分の茶色いシミも、ゴシゴシ洗ったのですが完全には取れませんでした。
電球のソケットも綺麗にしようと思ったのですが、錆びまくっているのでプラスチックのホルダーから外れません。仕方なく内側だけペーパーで錆を落としました。
これはもしかしたら新品部品が出るかも知れないので、一応注文してみます。
先程のシール剤を剥離した部分に新しくシール剤を注入して、貼り合わせます。
そしてナットを締め込んで、よく接着します。
これでバックランプのユニットは完成です。
取り付け
4月上旬頃タクシーに当て逃げされたのですが、その部分が軽くへこんでます。
せっかくバンパーを外したので、この部分を裏側から叩いて、できる限り修正しました。
完成写真です。
中に透けて見えていた茶色い物がなくなっただけでも、大分よくなりました。レンズの茶色いシミも、完全には取れませんでしたが、かなり薄くなりました。
バンパーの凹みも、以前ほど目立たなくなりました。
今回の錆の原因であるシール剤の劣化は、経過年数によるものだと思いますが、だとすると、同じ年式の車を持っている人は注意した方がいいかも…?