S11(S10) シルビアとマイナー旧車

2008年10月 フロントショックアブソーバーの交換

早くもショックが抜けた

ショック交換からまだ2年しか経っていないのに、早くもフロントショックが抜けてしまいました。

このショックはリアと同時期にヤフオクで中古を買った物で、フロントはカヤバのクライムギア、リアは同じカヤバのニューSRスペシャルでした。
中古なのでいつダメになるか分かりませんが、抜けるなら安物のリアショックが先だと思っていました。しかし まさかフロントの方が先にダメになるとは思ってもみませんでした。

やはり中古のショックを買ったのが間違いでした。こういった物は、いくら新品が高くても中古を買うのは安物買いの銭失いとなってしまいます。
色々悔やんでも仕方がないので、早速フロントのショックを交換する事にしました。

新品の購入

もう中古を買うのは怖いので、新品を購入する事にしました。
ショックは基本的にシェルケースの中に入りさえすれば殆ど大丈夫です。ただ、ストロークが短い(シャフトが短い)と車高が落ちてしまうし、長すぎるといつも縮んだ状態になりますので耐久性が悪くなるかもしれません。でもどちらの場合でも物理的には取付可能です。

私の車のサス(コイルスプリング)は510ブルーバードのジムカーナサスを取り付けてます。これは無負荷で純正よりも10センチほど短く、今まで取り付けていたショックのストロークではスプリングが遊んでいました。そこで今回は大体それにちょうどいいぐらいのストロークのショックを探しました。

新品のショックAE92ショートショック

購入したのはTRDの48511-AE941で、AE92用のショートショックです。ハチロク関係では有名なショックらしいです。

思っていたよりも安く購入できました。
こういう時の為に昼飯を我慢してお金を貯めていたのですが、それで何とか買う事が出来ました。

ショック交換

前回ショックを交換した時は写真を撮ってなかったので、今回は少しですが写真を載せます。

ブレーキキャリパー取り外し

まずはブレーキキャリパーを外します。

切り欠いた部品この部品と、ストラット本体の輪っかも切り欠かないといけません。

その際、ストラットに付いている輪の部分にブレーキホースが固定されているので、ブレーキホースを抜くか、固定されている部分を切り欠くかしないといけません。

ブレーキホースを抜くと、あとでブレーキオイルを追加してエア抜きをしなければいけません。
ショックを外す度にブレーキオイル交換&エア抜きするのは面倒なので、私は迷わずストラット側を切り欠きました。

バールでこじるバールを思いっきり押し下げると外す事が出来ます。

そしてエンジンルーム側のストラット固定ナットを外し、ストラット下側の2本のボルトを外します。

そして長いバールなどで下に下げてやるとストラットが外れます。
1人でやるのは割と大変です。出来ない事もないですが。

ショック上部のナットを外す向こうに飛んでいくので障害物が無いか確認。

ストラット上部のナットを外します。

純正のままの場合、コイルスプリングの力で吹っ飛んで危ないので、写真のように足で支えてインパクトで外します。外れた瞬間、向こうに飛んでいくので注意。

私の場合、既にコイルスプリングを短い物に替えてますので、こういった事はしなくても大丈夫でしたが。

ショックの蓋を外す注意しないと滑って部品がガタガタになります。

コイルスプリングが外れたら、ショックの蓋を外します。
この作業は、本当は専用工具(SST)が必要なのですがウォーターポンププライヤーでも何とか代用できます。

蓋を開けると、純正のままの場合、この中に直接部品やオイルが入っています。私は思いきって全部捨てました。

そして今回は、前回交換済のショックを取り出しましたが、ショックからかなりオイルが漏れてたので筒の内部を軽く洗浄しました。

ショックのスペーサーショックのスペーサー

ストラットの筒よりショック本体が短いので、スペーサーを入れないといけませんが、これは左右同じ長さであれば鉄パイプを適当な長さに切った物で充分です。

このスペーサーを入れてからショックを挿入したら、後は外した時と逆の手順で取り付けるだけです。

一つ上の写真の蓋は、プライヤーだけではきちんと閉まりにくいので、マイナスドライバーやタガネを当ててハンマーで叩いてきっちり締めます。

ストラットを車体に取り付ける時、タイヤハウス上部の3つの穴になかなかボルトが入りません。二人いればいいですが、一人だとかなり大変です。

驚く程ぴったり

今回のAE92ショートショックは、前回交換したショックと比べてカートリッジ長は同じですが、シャフトのストロークが短くなっています。今まではコイルスプリングに遊びがありましたが、今回長さがぴったりになりました。遊びもないし、スプリングコンプレッサーも必要ありませんでした。

ホント、計ったようにぴったりです。
510ブルーバード用ジムカーナサスとAE92ショートショックの組み合わせ、オススメです。

TRDのショートショックというと、かなり硬めという印象があります。それにコイルスプリングもジムカーナ用ですので、全体的にかなり硬くなっているはずです。
さぞかし乗り心地もゴツゴツ感があるだろうと思ってましたが、実際には全くそんな事はありません。
タイヤとホイールは純正サイズのままなので、175/70 13インチという細くて厚みがあるタイヤが吸収してくれているのでしょう。
全く硬い感じが無く、とても普通です。非常に乗りやすくなりました。

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