2008年11月 ニュートラルセンサー取付
マニュアル車とエンジンスターター
前回リモコンエンジンスターターが壊れた時、ターボタイマーも働かなくなりました。
マニュアル車にリモコンエンジンスターターを取り付ける場合、ギアの抜き忘れ防止の為にターボタイマーを設定した方がいいのですが、このように動かなくなると、もしかしたら重大事故に繋がるかもしれません。
今回はスターターも動かなかったので問題はありませんでしたが、もしかしたらターボタイマーだけ壊れるという可能性もあります。
それに車が壁に突っ込んだ時、もしかしたらギアが入っているのにエンジンスターターが動いたという可能性も否めません。
そこでさらに安全対策を講じようと思い、ニュートラルセンサーを取り付ける事にしました。
MT車用アダプター
ニュートラルセンサーとは、MT車のギアがニュートラルになっているかどうかを検知する装置です。
ニュートラルセンサーとして市販されている物は、サンヨーテクニカのスターボMT車専用ハーネスキットAT-030だけだと思います。これはサンテカのスターボシリーズ専用となってますが、このセンサーの構造を見ると導通がオンオフされるだけですので他のメーカーにも使えると思います。
このAT-030は、フレキシブルケーブルの先に付いたフォトダイオードでギアに付けた反射鏡の反射を検出する事によって、ニュートラルかどうかを判断する光学センサー系の物です。
今回はこれを購入して、取り付ける事にしました。
取り付け
商品の取付説明書を見てみると、コンソールボックスの外に取り付けるように書いてあります。
ですが車内の見える場所に色々付けるのは極力避けたいので、少し大変ですがコンソールボックス内に取り付ける事にしました。
取り付ける前に動作確認してみると、思いのほか反射鏡とセンサーの位置をシビアに決めなければいけないという事が分かりました。
最初はギアの後ろ側に取り付けようとしましたが、この車のギアはニュートラルの位置で横方向にかなり遊びがあります。センサーをギアの前や後ろに付けるとミラーが検出範囲内に収まりません。
ギアの縦方向の遊びは少ないので、センサーは横向きに付ける事にします。
最初はシャフト正面(写真左方向)を向いてました。
スペースの関係上、ミラーを90°曲げる必要があったのでライターで炙って曲げたところその部分が脆くなり、ちょっと物が当たっただけで折れてしまいました。^^;
しょうがないので接着剤で固定しました。
動作確認した時に覚悟してましたが、取り付け(位置決め)は相当時間がかかりました。。
やっと位置が決まっても、コンソールボックスを被せるとミラーの位置がずれたり、かなり大変でした。
そんなこんなで苦労しながら、なんとか取付完了しました。
作業開始から、ここまで4時間ぐらいかかってしまいました。
これから最終動作確認です。
動作確認
早速動作確認をしてみます。
まずはギアを1速に入れてリモコンのスイッチを入れると、エラーが出てスターターは動きません。
よしよし。
次に、ギアをニュートラルにしてスイッチを入れます。
キュキュキュ、ブル… Σ(゜▼゜;lll)おおおおおお!!!
プスン…
(ーー;)エッ!?
何度やってもすぐ切れます。 もちろん装置のニュートラル検出ランプは点いてます。
せっかく位置を決めたのに勿体ないですが、センサーを外して常に反射するように固定してやってみます。
ですがやはり症状は同じです。
どうやら状況から言って、セルモーターを回す時に電圧が不安定になって、ほんの一瞬、センサーからの電圧が途切れるのだと思われます。
私のエンジンスターターはその辺の感度が高く、スターボは低くなっているのではないでしょうか。
もちろん確認した訳ではなく、あくまで状況からの推測です。でもそう考えないと説明が付きません。
ですがテスターで確認しても、アナログテスターでは反応しませんし、デジタルテスターでは数字が動きまくって分かりません。^^;
この原因が分かる方はお知らせいただけると嬉しいです。
何にせよ、このエンジンスターターにはこのニュートラルセンサーは使えないという事だけは確かです。
あんなに苦労して取り付けたのに、大変残念です。
ヘ(´o`)ヘ とほほ・・・・