2008年10月 ブレーキマスターバックの修理
ブレーキを踏むと違和感が
ブレーキを踏むと、途中で少し引っかかるようになりました。その時は「ああ、錆のせいで動きが悪くなってるのかなぁ。オイルを差した方がいいかな。」ぐらいにしか思ってませんでした。
そのまま乗り続けていたところ、一週間程経つとその引っかかりが大きくなりました。少し踏んだところで抵抗があり、もう少し踏むとカクっと動きます。さすがにこれは何かあると思って、次の休みに診てもらおうと思いました。
ですがその日の夕方、仕事から家に帰る時に、ブレーキを踏むと「ピュー」と音がするようになってるのに気付きました。これはさすがにヤバいと思った時、急にブレーキが効かなくなりました。正確に言うとエンジンを切った状態でブレーキを踏んだような感じで、思いっきり踏めばブレーキは効きます。ただブレーキを踏むとエンジンの回転が下がり、エンストしそうです。
まさにブレーキ倍力装置が効いてない状態です。
回転が落ちないようにヒール&トウでブレーキをかけながら(ブレーキは力任せに踏まないといけないのでこれも大変でした(笑))、友人の整備工場に飛び込みました。
マスターバック破損
友人に診てもらうと、どうやらマスターバック内のダイヤフラムが破れてるみたいです。それで漏れてきたエアーがペダルの所から出て来て「ピュー」という音がしていたみたいです。
「マスターバックは基本、交換ですけど、注文してもあるかどうか…。もしあったとしても、高いですよ〜。どうします?」
「いや、それ以前に、明日も会社に乗って行くんやけど。」
「………。開けてみましょうか?」
取り敢えず開けて診てみて、応急処置が出来るのであれば応急処置をして、ゆっくり中古の物でも探せるのであればそうしようという事になりました。
マスターバックの中は…
マスターバックはアセンブリー交換なので普通は分解する事はありませんが、無理矢理こじ開けました。
そして見てみると、ゴム製のダイヤフラムが見事に破れていました。
かなり大きな破れです。これをどうすればいいのか…。
取り敢えず接着剤(笑)
こういう場合は、私的にはまず接着剤です(笑)。
ゴムなので瞬間接着剤だったらよく接着するのですが、それだとカチカチになってしまい、可動部分には使えません。何回か動いたら接着剤が割れてエアが漏れるのは火を見るより明らかです。^^
そこでカチカチにならない接着剤を使ってみました。これだと可動部分でも大丈夫なのでしょうが、問題は接着力です。
…数時間後に見てみると、見事にすぐ剥がれてしまいました。^^;
他に使える物は…
うーん、ゴムをよく接着する物は、瞬間接着剤の他に…
ゴム…………。ゴム糊?
そうだ!パンク修理セットはどうだろう?
という訳で、パンク修理用のパッチを貼り付けてみる事に(笑)。
ずれないように、数カ所瞬間接着剤で固定して、くっついたところでペーパーをかけ、ゴム糊を塗ってパンク修理パッチを貼り付けました。
もちろん負圧側は避けて、正圧側に貼り付けました。
何か大丈夫みたい
時間をおいて動作確認してみると、きちんと動きについて行ってます。剥がれそうには見えません。
「取り敢えずこれで組んでみて、様子を見てみましょうか。」
「うん。取り付けてみよう。」
ブレーキオイルのエア抜きが面倒くさそう(友人にやってもらいました^^;)でしたが、無事取付完了。
試運転をしてみると、全く問題なく動作します。ブレーキは快調です。
応急処置のつもりだったけど、完全に直ってるような気がします。
でもいつパッチが剥がれるかわからないので、今のうちに中古を探さないと。
−−それから2ヶ月ちょうど経ちましたが、今のところまだ大丈夫です。(2008年12月)−−