2008年8月 ヒュージブルリンクの自作
バッテリー上がり
一週間程車に乗らなかった後、予定があり車で出かける事にしましたが、キーレスで解錠しようとしても反応しません。おかしいなと思いながらキーでドアを開け、エンジンをかけようとキーを捻りましたがウンともスンとも言いません。
そうです。バッテリーがあがってます。セルモーターのカチッカチッという音さえ鳴らない程、完全に上がってました。
予定があったので、取り敢えず急いでエンジンをかけないといけません。
バタバタとブースターケーブルを引っ張り出して、父の車と繋げてエンジンをかけようとしたところ、
何と!エンジンルームから煙が上がってます!
そうです。事もあろうにプラスとマイナスを間違えたのです。
「何と初歩的な間違いを」と思う方も多いと思いますが、いい訳をさせてもらうと…
バッテリーの写真。左が黒、右が赤に見えませんか?
最近の車は、プラス側に赤いゴムカバーが付いてますが、この車は黒いゴムカバーが付いてます。それに加えてマイナス側には赤いアーシングケーブルが繋がってます。
時間がなくて焦っている状態でこれをぱっと見て、右側がプラス、左がマイナスと思う人は自分だけじゃないはずです。
そうですよね?
その時は時間がなかったのでそのまま父の車で出かけましたが、帰ってきて確認するとヒュージブルリンクが溶けてふにゃふにゃになってました。でもヘタをすればオルタネーターが壊れたり、エンジンコンピューターが壊れてしまうところです。ヒュージブルリンクだけで済んだのは不幸中の幸いでしょう。(この時は気付いてませんが、実は他の所に影響があったのです。それは後程。)
ヒュージブルリンク
ヒュージブルリンクとは、バッテリーからヒューズなどに行く前の一番バッテリーに近いところにある、ヒューズみたいな役割をする物で、
規定以上の電流が流れると内部が溶断してふにゃふにゃになるコードです。
なぜヒューズを使わずにヒュージブルリンクが使ってあるのかは私も分かりません。耐用年数の関係でしょうか?
取り外したヒュージブルリンクを見てみると、溶けたのは3本のうちの1本だけのようです。カプラー内も少し焼けてましたが、何とか再使用できそうです。
早速ヒュージブルリンクを注文しましたが、この車にはヒュージブルリンクが2つ使われていて、その片方しか残ってないとの事。どっちか分からなかったので取り敢えず注文しましたが、やはり違う方でした。この線を切って使っても良かったのですが、このヒュージブルリンクが切れた時のために予備で取っておく事にします。
そこでホームセンターやカー用品店をいくつか回りましたが、30Aの物しかありませんでした(この車のそれは20A)。
画質が悪いですが、取り付けた写真です。
仕方がないので応急的に30Aを使う事にします。
純正より容量が大きいので切れる事はありませんし、多分これでも問題はないのでしょうが、自分的には気になります。
ヒュージブルリンクの作り直し
何となく気分的に落ち着かないので、20Aのヒュージブルリンクで作り直す事にしました。
材料は配線コムにあるのを見つけたので、そこからコネクターも一緒に購入しました。
このサイトは二輪・四輪の配線関係を販売してますが、このようにヒュージブルリンクやカプラーも売ってます。
写真のように、コネクターごと交換しました。
黒いテープを巻いているところは、カシメて太い配線二本を一本にまとめるのが無理だったので半田付けした所です。少しコネクターより飛び出ているので絶縁してます。
車の上での作業だったので少し苦労しましたが、何とか出来上がりました。
これで純正と同じ20Aのヒュージブルリンクになりました。