S11(S10) シルビアとマイナー旧車

燃料ポンプの巻

2006年正月休み明け早々、平○自動車から積載に乗せ、うちの近所にある、オープンして間もない友人Nの整備工場「ナカガキオート」に持って行きました。
「半年前まではエンジンかかってたそうだから、もしかしたらバッテリーを替えるだけでOKかも」という希望的観測の下、バッテリーを替えてキーを回してみます。
セルは回るのですがやっぱりエンジンかかりません。が、これは判っていたことなので予想の範囲です。
「やっぱ言われた通り燃ポン替えないといけないですね。」と友人N。

重大な不具合が

前述の通り、余りお金をかけずにいきたいので、取り敢えずポンプを分解して修理してみることにしました。
燃ポンの取り外しは昼間に友人がやってくれるそうなので(私はサラリーマンなので平日昼間は会社です。)、会社で「ポンプはどうやったら直るかな」なんて事をいろいろ考えていると、その友人から電話が。
友人「大変なことになってます!」
会社が終わるとダッシュで整備工場へ。
友人「燃ポン外すために燃料を抜こうと思ったけどドレーンから出てこないんですよ。おかしいから配管を抜いたら腐った茶色いガソリンが出てきたんです。しかも燃料はかなり残ってます。」
私「え?半年前まで動いてたんでしょ?燃ポン替えるだけで動くって言われたよね?あれウソ?」

そうです。よく考えると、エアフィルターにはネズミの巣が見つかったし、タンクの中はサビだらけだし、当然フューエルラインすべてダメ。タイヤは4本ともフラットスポット出来てるし、どう見ても燃料を7割ぐらいに入れっぱなしのままエンジンをかけずに最低10年は放置していたとしか思えません。完全にウソ付いてます。

破れたパネル↑破れていたトランク内のパネル。黒いフックを捻れば簡単に外れるのに、なぜこうなったか理解できません。

しかも、タンクやリアシート(タンクをはずすにはトランク側、室内側の両方からアクセスしないといけません)を留めているボルトのネジ山がいくつか潰れてるし、トランクと燃料タンクとの間の仕切り板(紙製)も無理矢理引っ張ったのか破れており、タンクを外そうとした形跡がある。もしかしたら前の整備工場のオヤジ、自分でトライしてみたけどネジをつぶして諦めたのでは?でもさすがにプロはそんなことしないよなぁ。

ネジ山が潰れたボルト↑ネジ山がつぶれたボルト。もちろん私はスパナで外しました(笑)。

実は買う前から、「燃ポン替えれば動くって言うんなら、なんでこのオヤジがやらないの?」とちらっと思ってましたが、それなら合点がいきます。でも、いくらネジ山が付いてるといっても、六角ボルトだから普通スパナやレンチで回しますよね?頭悪いのか?それともこのオヤジのせいではないのか?

葛藤

でもあのオヤジ、最近までエンジンかけてたって平気でウソ付いてたからなぁ。
今頃「修理ができなくて、価値がない古い車の処分が出来た上に、アホが40万も払ってくれた。ラッキー」と思ってるのかも。そういえば領収書貰わなかったなぁ。所得ごまかしてたりして。

色々考えているとどんどん悪い方に想像してしまって、沸々と怒りがこみ上げてきます。
突き返そうか?でもあのオヤジの感じでは、クレーム受け付けなさそう…。重大な錯誤があったという事で、法律的には大丈夫かな。いや、でもこの先この車に出会うことは一生無いかもしれないし、完璧に直してあのオヤジを後悔させてやる方がいいかなぁ。

…うーん、でもまんまとハメられっ放しは悔しいし。やっぱ返品しようかなぁ。

これから当分の間、私の中でこの葛藤が悶々と続くこととなりました。

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