S11(S10) シルビアとマイナー旧車

コイルの巻

原因の特定

エンジンかかりません。初爆はあるのですが、すぐ止まります。
整備書を見ながらいろいろチェックしてみます。
(それにしても、このS11に必要な整備書は、S10シルビア整備書、S11シルビア整備書、S11シルビア配線図集、NAPS L型エンジン整備書、50年型EGI整備書の5冊が必要です。いろんな車を整備する人にとっては、エンジンなどは共通なので一冊用意すればいいから合理的なのかもしれませんが、S11しか扱わない私にとっては、1冊にまとめてほしいものです。)

エンジン電装のチェック

まずはプラグの火花をチェックしてみます。燃料を止め、プラグを1本だけ外してプラグコードを繋げ、アースが取れるところに接触させてからクランキングします。ちゃんと火花は飛んでます。ちょっと弱いような気がするけど、こんなもんかもしれないし。他の3本も同じぐらいでした。

整備書EGIの整備書。素人でも解りやすいです。やはり整備書は必ず必要ですね。

次はエアフローの抵抗を計ってみます。整備書を見ると、「フラップを動かしながら端子の6番〜7番の抵抗を計ると0と∞以外で変化すること」「6番〜8番の抵抗が100〜400Ω」「6〜9番の抵抗が200〜500Ω」と書いてあります。アバウト過ぎます。こんなに範囲が広かったら、多少調子悪くても範囲内に収まるんじゃないの?勿論計測値は全部範囲内に入っています。取り敢えず次へ。

インジェクター、コールドスタートバルブ、その他いろいろ、同様にチェックしますが決定的に悪いところは見つかりません。

取り敢えずコイル交換

やっぱりちょっと弱いと思った火花かなぁ。プラグは交換したし、プラグコードも新品。ポイントも新品に交換済み。となると残るはコイルです。ハイテンションコードを抜いてみるとそこが白く粉を吹いてます。という事は、中身が漏れ出しているという事でしょう。非常に怪しいです。そこでコイルを交換してみる事にしました。ちょうどヤフオクで純正の中古コイルが100円で出品されてたので落札。

イグニッションコイルゴムのカバーを被っているのでよくわかりませんが、交換後です。

コイルが届くとすぐに交換してエンジンかけてみます。
ブルルルン。
おぉぉぉーーーー!!
やっと、やっとエンジンかかりました。

このシルビアを入手してからもう既に2ヶ月近く。ここまで長い道のりでした。季節的には、春にはまだ早いですが、私には一足早く春がやって来ました。

と、この時は思いましたが…

このページのトップへ

次の”燃圧の巻”

”動くまでの記録”目次に戻る

当サイトのバナー 管理人へのメールmailto:s11_silvia@yahoo.co.jp | ©2007 ばに
inserted by FC2 system