S11(S10) シルビアとマイナー旧車

私見

このページは、ふと思った事や私の考えなど、他愛もない事を書いてます。

自動車保険の矛盾

「矛盾」ではないかも知れないけど…

例えば、交差点で事故に遭ったとする。

こっちがどんなに悪く無くても、交差点で事故った場合は10:0にならない。どんなに良くても9:1である。
この時相手の車が高級車で修理代が46万円、自車がボロ車で修理代が4万円だったとすると、合計で50万円。こちらが払う金額は、それを10分の1にして5万円。
相手がどんなに悪くても、自分の修理代以上に払わないといけなくなるのである。

もちろん修理の見積には多少色を付けて見積もることが多いが、数十万の見積は簡単に増やすことが出来るが数万円の見積はそう簡単に金額は上げられない。

そう考えると、安い車(修理代が安い、現在の価値が安い等)ほど、事故の時に損をするような気がする。

実際はここまで極端なことは少ないだろうが、これに近いことは数多くあると思う。

車の種類

日頃から、大きな車に1人で乗っているのをよく見かける。これは非常にもったいないと思う。人がどんな車に乗っていようと私には関係ないと言われればそれまでだが、どうしても私には納得できないのである。

年に1回か2回家族で旅行に行くためだけに大きなミニバンを買って、普段は1人で通勤のために乗っているという人はかなり多いと思う。
小さくて経費がかからない車を買って、旅行の時にはレンタカーを借りればいいではないか。その方が安上がりではないのか?

確か今年(2007年)亡くなった長寿世界一の皆川ヨ子さんが言った言葉だったと思うが(違ってたらごめんなさい)、「現在の日本で無駄と思う事は?」という問いに「大きな車に1人で乗っている事」と答えてた。

飲酒運転について

福岡市での子供が三人溺死した事故により、飲酒運転の撲滅運動が世論を巻き込んで大きくなっているが、相変わらず飲酒運転の記事が新聞から無くならない。つい先日も、また福岡市の職員がバイクの飲酒運転で接触事故を起こした。

車という物は、酔ってない人が運転していても人を殺してしまう事がある乗り物である。それを酔った状態で運転すれば、人をひき殺して当たり前である。
それに飲酒運転での事故は、居眠り運転と同様に、運転者が回避行動をとらないため重大な事故が起こる確率が高い。

しかし殆どのドライバーは、酔った状態で車を運転したら危ないという事は解っている。それに加え、撲滅運動やキャンペーンも盛んである。

それでも何故飲酒運転が無くならないのか。
簡単な事である。

酒を飲んだら正常な判断が出来ないからである。だから車にも乗るし、最悪事故も起こすでしょ。

だから「酒を飲んだら運転やめなさい」と言っても、殆ど無駄なのである。

こういったキャンペーンは酒を飲む人を対象に行うより、酒を飲ませる側や飲む人の横にいる人を対象に行わなくてはいけないと思う。

酒を飲んだ人の周りにいる人が、運転をやめさせないといけないのである。

リコール

去年、ミニエースを所有している友人の所にリコールの知らせが届いた。なんでも「部品の一部にアスベスト(石綿)が使用されているので対策品と無償交換します」との事である。
びっくりである。こんな何十年も前の車の部品をリコールするというのだ。そんなに台数は残っていないだろうに。そんな少量の部品の為にわざわざ工場で対策部品を作っているのである。

流石トヨタである。企業の体力があるから出来るのであろうか。

私の車にもアスベストが使われているというのに、そういった話は全く来ない。まあ、普通はそれが当たり前であろうが。

明らかに不良である部分をリコールせずに、ディーラーに持ってきた人には無償で交換するといった事がよくあるみたいである。
こういう場合、近くの整備工場に持っていくと損する事になるかもしれない。

オカルトグッズ 2008.1

これを書いている2008年1月現在、ガソリンが高くなっている。そこで省燃費グッズがよく売れているらしい。

”給油口にぶら下げるだけ”、”燃料ホースやエアのホースに挟むだけ”、”燃費○○%アップ!”などと謳っている。
100円ショップで売っているならまだ失敗してもあきらめがつくが、普通に数千円で売っている。こんな怪しい物、誰が買うのであろうか?

そもそも、燃費に関して一番研究しているのは自動車メーカーである。メーカーは膨大な開発・研究費を費やしているが、それでもわずか数%燃費が良くなるぐらいである。
それをそんな簡単な物をぽんと取り付けるだけで数十%燃費が上がるとか、非常に怪しすぎる。科学的根拠もはっきりしないし。燃費が上がったという体験談など掲載している所もあるが、それはプラシーボ効果(思い込み)か、取り付けたので意識して丁寧な運転をしているからである。

と思っていたら、公正取引委員会が省燃費グッズの販社19社に対して排除命令を出した(2008.2.8)。やはり思った通りである。

マイナスイオンといい省燃費グッズといい、日本人はこういう物にすぐ騙されてしまう民族性なのか。

バイオマス燃料と地球温暖化 2008.3

これを書いている2008年3月現在、ガソリンが非常に高くなっている。
ところが、高くなっているのはガソリンだけではない。小麦をはじめとする穀物、その他農作物が世界中で値上がりしている。

これは、もちろんご存じの通り、バイオエタノールをはじめとするバイオマス燃料の所為である。
ここ最近、地球温暖化対策の為に化石燃料の使用を減らしてバイオ燃料を使おうという動きが強まった事により、バイオ燃料の原料である穀物の消費が増えた為食料用の穀物が減った上、農家がよりお金になるバイオ燃料用の穀物の生産に切り替えた事等が原因である。

バイオ燃料は、化石燃料が地中の原料中のCO2を大気中に放出するのと違い、植物が大気中から吸収したCO2を出すので総量は変わらない(カーボンニュートラル)という理論から地球温暖化対策に効果があるというのである。

私にはそれが理解できない。

結局はCO2を放出する事には違いないではないか。CO2を吸収して光合成する植物よりも他の物からエネルギーをとった方が良いのではないか。それにこれでは世界の飢餓が余計進んでしまうのではないか。食料の値段を上げてまでそんな物を開発するより、電気や水素を使う物を開発した方がいいのではないだろうか。水素は確かにまだ実用化に時間がかかるが、電気に関してはもう殆ど実用化に近いのではないか。
インフラ整備が必要だという意見もあるだろうが、今一番有力とされているバイオエタノールに関してもインフラ整備は必要である。

まぁ、今出回っている車に使えるからというのが一番の理由だとは分かっているが…
バイオエタノールは高濃度になると金属を腐食させるし、樹脂にも影響する。そしてゴムも膨潤してしまう。いくら5%ぐらいだったら車には影響がないといっても、バイオエタノールは水分を吸収しやすい上に吸湿したバイオエタノールはガソリンとも分離しやすくなってしまう為、もし給油時又は給油後に水分が混入し、タンク内で分離してしまったらやはり腐食してしまうのではないか。
換えの部品が殆どない私の車には怖くて使えない。

そもそも、CO2の増加と地球温暖化は、本当に関係があるのであろうか。また関係があったとしても、それほど大問題なのであろうか。
遙か昔、今よりも遙かに高濃度の二酸化炭素が大気中にあった時代がある。
CO2と地球温暖化に関して、異論を唱える学者が世界中に沢山いる。そして「地球温暖化で滅びてしまうと言った方がドラマチックで、世界中の人に受け入れられやすい為、マスコミがその説ばかりを取り上げている」と話している。

私にはもちろんどちらが正しいか分からない。だが冷静に判断したいと思っている。

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